コールドプロセスってなに?(石鹸の製法紹介)


 

sekken_tane撹拌したコールドプロセス石鹸のタネ

現在、石鹸の製法として主流となっているのは「中和法」と呼ばれる製法で、均一な品質のものを大量生産するのに適していると言えます。 

一方、「コールドプロセスの石鹸」は出来上がるまで時間を要し、原料由来の成分で生成するので、大量生産には向かず、当然、コストもかかります。 

中和法の石鹸は副産物を一切含まない、「100%石鹸」なので、そのまま人体や愛犬に使用するのには適していません。

大抵はこちらの製法で出来た石鹸に添加物を加えて、使用感や品質を調整するのが一般的なようです。

それでは、各製法をまとめましたのでご参照下さい。

 

中和法

高圧分解釜で油脂から取り出した脂肪酸とアルカリを中和させて作ります。

不純物がなく、均一な石鹸が4時間程で出来ます。

↓以下にわかりやすい図がありましたので、ご紹介しておきますね。

連続中和法による場合の化粧石けんの製造工程

 

エステルけん化法

油脂にメチルアルコールを反応させ、エステル交換によって脂肪酸メチルエステルをつくり、これをアルカリで鹸化して石鹸とメチルアルコールに分解します。

中和法と同じく短時間で完全にけん化できます。

 

こうして出来たものは「石けん素地」として、東南アジア(マレーシア・インドネシア)からコンテナで大量に輸入されているそうです。

卸価格も安く、Kg数百円とか。。

↓個人向けにもこんな感じで売られてます。

以下はこだわりのある?メーカーさんが用いる製法で、流通量は中和法の石鹸に比べて極端に落ちるようです。

釜炊きけん化法(ホットプロセス)

釜に入れた原料油脂とアルカリ剤を4〜5日かけて撹拌しながら加熱し、鹸化反応が終わった所で、塩析(塩を使って石鹸分のみを取り出す)により、純度95%以上の石鹸を取り出します。伝統的な製造方法で、老舗の石鹸メーカーの多くはこの方法で生産しています。

他にも塩析をしない、「焚き込み法」があり、あえて、不純物を残したい時や、塩析できない液体石鹸を作る時は、この方法で作られる事が多いようです。

 

冷製法(コールドプロセス)

油脂と苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)を撹拌し、自然の反応熱を利用して作る方法です。

熱による劣化が少なく、原料由来のグリセリン(保湿成分)や有用な不鹸化物を多く残します。

昔ながらの伝統的な製法で、出来上がるまで2ヶ月程要します。

 

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